写真はインディゴに染めた糸をほぐしたものです。
デニム特有の色落ちが楽しめる秘密は、
この工程で染め具合を調節し芯が白く残っているからなのです。
カイハラデニムはいかにしてつくられるのか。
今回は糸を染める工程をご紹介します。
前回ご紹介した糸を紡ぐ工程はほぼ無人でしたが、
ここからは人の手や眼によって管理されていきます。
前工程で紡績された糸は8~900本で束ねられ、ロープ状にされていきます。
その糸は人の手でセットされるとのこと(大変な重労働…)
ロープ状にされた糸は一度洗いをかけてから
いよいよ!インディゴに染められていきますよ~
ところでみなさん、インディゴは染める前から藍色ではありません。
ご存知でしたか?
糸に染料がつくと初めはなんと緑色になるんです。
それが天井高くまで上げられ↑降りてくる↓ころには
空気に触れて酸化し藍色に変化しているのです。
それを何度も繰り返すことで鮮やかなインディゴブルーになるんです。
おどろきですね~
吉舎工場でのインディゴ染めは12回連続で染色できるそうです。
1回目と12回目では色の濃さにも大きな差が出てきます。
ここで染めた糸を抜き取り、以前と比べて色の差が出ていないかきちんと管理され、
基準をクリアしないものは染め直しされるそうです。
まさにカイハラクオリティですね。
次回は織りの工程をご紹介します。(T)