憂鬱な税務調査

先々週から始まった税務調査。今回はずいぶん間隔があいて8年ぶりとなる。

前回の調査は、相続税を申告した直後に入念に個人資産と法人の関係を調べ上げられた。

個人資産にかかわる相続税には特に問題はありませんでした。

しかし、個人資産の一部が役員報酬等で得たものとみなされず認定賞与として指摘されました。

今回の調査では、家賃売上の計上方法を指摘されました。

現在100軒程あるテナントは、いわゆる水商売がほとんどで

住居系に比較して滞納率が半端なく高いのです。

なので便宜的に入金ベースでの売り上げ計上をしていました。

税務会計では原則発生主義で売上を計上しなければなりません。

つまり、滞納金であっても所得税が発生するのです。

いずれ貸倒損失で処理するのですが、一旦、売上=利益計上すべきであるとのことです。

今後、中古物件で滞納が相当ある物件(億単位)を買い入れる場合は注意が必要です。(M)