綿カスの存在価値

最近問い合わせが増えてきました、生成生地の綿カスについて考えてみました。

生成の生地にはもれなく綿カスがたくさんいらっしゃいます。

生成生地の場合は、下記の様に綿カスは目立ちますが

生成ならではの味として好まれているのだと思っています。

しかし、生成糸を使用した先染めとなると、

同じ綿カスでも下記画像の〇で囲っている様な見え方になり、

『汚い』と受け取られることも多いです。

右のブルーにも綿カスを同じく存在しているはずなのに、ブルーと同化して肉眼では見当たりません。

こういった綿カスは洗っても取れないですが、ピンセットで毟れば取れます。

かなり根気のいる作業ですが・・・。

海外ではこういった綿カスの残った見え方が『汚い』ではなく

『晒していない環境に優しい生地』と捉えられる様になってきました。

これからは綿カスを毟って無きものとするのでなく、

エコの象徴として綿カスと付き合っていただけると良いなと思います。

 

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