当社は25年前、先代が、地元老舗テキスタイル会社から独立し興した会社です。
『ダックテキスタイル』という社名は厚地の綿織物をあらわす『ダック』が由来です。
よくアヒルの『duck』ですか?と聞かれますが・・・
三備地区は、古くから織布、染色、整理加工等のテキスタイル専門業者が集積する一大産地です。
主に綿厚地織物が生産されており、当社もデニムをはじめとする綿厚地織物を中心に販売してまいりましたが、
繊維業界を取り巻く環境は年々厳しさを増してきました。
十数年前より勢いを増した中国製の輸入製品が市場に氾濫し、国内産地は空洞化し、構造不況にあえいでまいりました。
その中で各産地でさまざまな問題を克服しながら現在に至っていると思います。
三備地区もそういった環境の中で、高付加価値の商品の開発に特化し、
グローバル化する繊維産業の中で競争力を発揮し続けています。
当社も創業以来、業績は順調に推移してきております。
売上高はピーク時の20年前に比較し、3分の1にまで落ち込みました。
しかし、売上高の落ち込みをカバーすべく、10数年前より販売先を東京マーケットにシフトし利益率を上昇させてきました。
財務内容も25年間で年間平均3000万円以上の内部留保を確保し続け、
自己資本比率は60%を超えてまいりました。
今後も積極的に有効な資源に投資し、経営の安定化を図りたいと考えています。(M)